お役立ちコラム
column
腐ったトマトの見分け方は?賞味期限や日持ちさせる方法も紹介!
2023年09月15日
腐ったトマトの見分け方
トマトは5月下旬~8月に旬を迎え、初夏になるとスーパーなどの店頭に数多くのトマトが並びます。
トマトが腐ったらどうなるのか疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。腐っているか確認したい場合は、表面や臭いを確認する必要があります。
ここからは、腐ったトマトの見分け方を紹介します。
見分け方①表面を確認する
トマトが腐ると、トマトの表面が以下のような状態になります。
・表面にカビが生える
・黒く変色する
・皮がシワシワになる
・トマトの一部が溶ける
トマトは水分が多い野菜で、ヘタの周辺や表面にカビが生えることが多いです。特に、ヘタの周りは細菌が多く、白カビが発生しやすくなるため注意しなければなりません。
ヘタの周辺に発生した白カビは、しっかりと水洗いして加熱調理すると食べられます。しかし、白カビよりも毒性が強い黒カビが生えたトマトは、水洗いしても食べられません。黒カビが生えたトマトは、必ず処分してください。
また、表面が黒っぽい色に変色する可能性があります。種類によっては、収穫時から皮が黒いものもあるため注意しましょう。
トマト内の水分が蒸発すると、表面がシワシワになります。シワシワになっているからといって、腐っているわけではありません。カットして中身に問題ないか確認してから食べましょう。
腐ると全体が柔らかくなり、一部が溶け出してしまいます。表面に開いた穴から他の細菌が入り込んでいる可能性があるため、食べずに処分した方が良いでしょう。
見分け方②臭いを確認する
腐ったトマトは、以下のような臭いが発生する可能性があります。
・カビ臭い
・酸っぱい臭い
トマトは青臭さが強い野菜ですが、カビの臭いがする場合は注意しなければなりません。カビが生えていなくてもカビの臭いがする可能性があるため、食べずに処分しましょう。
トマトが腐ると、普段は感じられない酸っぱい臭いがします。酸っぱい臭いに加え、生ごみやカビのような悪臭がする場合は、食べずに処分してください。
見分け方③触って確認する
腐ったトマトに触れると、以下のように感じる可能性があります。
・ヌメリがある
・水分が出ている
・崩れやすい
腐る直前は表面から水分が出て、表面にヌメリがあります。腐っている場合は、ヌメリだけではなく生ごみやカビのような悪臭を伴うことが多いです。触れるだけで崩れてしまう場合も、腐っていると考えられます。
トマトの90%以上は水分となるため、新鮮なトマトでも表面が柔らかくなっている可能性があります。見た目や断面に問題がなければ食べられます。また、トマト同士がくっついたことで崩れているトマトも、普段通り食べて良いでしょう。
トマトの賞味期限
トマトは生鮮食品のため、賞味期限が表示されていません。
常温保存されたトマトの賞味期限の目安は、3~4日程です。表面が青く未熟なトマトは、赤くなってから3~5日で食べきるようにしましょう。
季節や保管する温度によっても賞味期限が異なり、冬場は1週間ほど保存できます。
カットしているトマトは空気に触れないように保存し、なるべく早く食べきりましょう。
トマトの保存方法
トマトは15~25℃の環境で保存することが推奨されています。気温の高い真夏以外は、冷蔵庫で保管する必要はありません。
しかし、真っ赤に熟したトマトはくっつきやすいため、重ならないように1個ずつキッチンペーパーで包んで保存しましょう。トマトのヘタを下にし、冷暗所で保管してください。
ヘタをつけたまま保存すると、ヘタに白カビや黒カビが繁殖する可能性があります。トマトに傷がつかないようにヘタを取ってから保存しましょう。
また、トマトは冷凍保存することも可能です。丸ごと冷凍保存する場合は、ヘタを取って1個ずつラップで包んで保存しましょう。
トマトをみじん切りにして保存する場合、保存袋に入れて平らにならして密封してください。冷凍したトマトは、解凍すると柔らかくなるため、スープやソースなどの加熱調理におすすめです。
おわりに
腐ったトマトの見分け方について、詳しく紹介しました。
トマトが腐ると白カビや黒カビが発生するだけでなく、表面にヌメリが出て酸っぱい臭いが発生する可能性があります。
購入してからしばらく経ったトマトを食べる場合は、トマトの状態をしっかり確認しましょう。